原ハブ屋奄美では創業1948年以来ハブの買い付けから加工・製造の全工程を手作業で行っており、現在でも手作り(自分達の手で加工できる分の蛇だけを使用する)という基本と、古くから伝わる加工技術を守り続け、同じ道具を使い蛇製品の加工を手懸けております。

家族「原家」のみで加工製造の全てを行っている為、少生産ではございますが、実際手にとって奄美の「文化」や手作りの「味」を感じられるような製品作りを心がけております。


 



奄美大島産本蛇革「なめし加工」

まずはじめに奄美の道路や畑に出没した「ハブ」をタクシー運転手や農家といった島の人によって捕獲された「ハブ」を買い付けます。

全ての加工は買い付けたハブを「さばく」ところから始まります。


原ハブ屋奄美独自のなめし技法は2種類あります。

◆原色なめし

着色料を一切使用しないで、蛇本来の持つ体色を最大限に引き出す技法で主に「金ハブ」と呼ばれる種類のハブをこの技法でなめします。

◆白黒なめし

蛇の体鱗の模様を引き立たせる為に白と黒で明暗をつける技法。この技法でなめすと「金ハブ」・「銀ハブ」どちらも同じように仕上がります。

※「原色なめし」・「白黒なめし」は原家で古くから言われてきた造語。


さばいた「ハブ皮」は約14の工程を経て一枚一枚丁寧になめされます。

「原色なめし」の工程 ※「白黒なめし」は少し異なります。
さばき ⇒ 皮剥ぎ(原皮) ⇒ 裏剥ぎ ⇒ 塩漬け ⇒ 液漬け ⇒ 鱗剥ぎ ⇒ 陰干し ⇒乾燥 ⇒ もどし漬け ⇒ 水絞り ⇒ 伸ばし ⇒ 裏わり ⇒ まき乾燥 ⇒ 艶出し

紙のように薄い蛇の皮は機械作業ではできない繊細な技術が必要とされます。特に「ウラワラ」と呼ばれる道具を使った工程12番「裏割り」は、なめし加工の中で最も職人の腕が要求される作業です。


※ウラワラ(原家造語)
「裏割り」という作業で使用するために考案された道具。現在でも操業当初から使われてきたものを使用しています。「裏割り」とは蛇革のくねりを整えたり余分な裏肉を剥ぎ蛇革の厚みを均一にする工程のひとつです。


最後に仕上の「艶出し」を行い「蛇皮」から「蛇革」へと変わります

「奄美大島産本蛇革」の完成です。

蛇は同じ種類でもそれぞれ個体によって体鱗の模様や色に微妙な変化があり、全く同じものは2つと存在しません。これも蛇革製品の魅力の一つだと思います。

◆解体(さばき)担当・・・【 原 武広 / 武臣 / 良太 / 拓哉 】
◆なめし担当・・・【 原 拓哉 / 原 武広 】





ハブ骨の加工


まず初めにハブをさばいて肉と骨が繋がった状態の部位を取り出す所から始まります。


骨と肉がくっついた状態から薬品を使い骨だけを取り出しします。


骨の大きさによって加工時間が異なるため、大きさごとに分配して加工を行います。

またハブの個体によって肉のつき方や骨の密度が異なるため、毎回薬品の分量や加工の時間が異なります。

数分・数秒の誤差で失敗してしまうので、常にその場にいて骨の変化を確認しなければいけません。


この「時間の差」を見極める事が最も難しいところです。


加工されたばかりのハブの骨はトゲトゲしく、アクセサリーにする際は鋭利な部分をカットして製作します。


「ハブの骨」の完成です。

ハブの骨はよ〜く見ると牛の顔みたいな形をしていますよ〜


◆加工担当・・・【 原 武広 / 原 武臣 】








奄美大島産本蛇革製品

左の写真が原ハブ屋奄美の事務所兼工房です。

製作スタッフは3名。ここで全ての革製品を製作しています。

蛇革製品は本牛革とのコンビネーションによって構成されており設計やデザインにはかなり苦戦しますが、少しでも長くご愛用できるような製品作りを心がけており、企画・パターン・切り出し・細かなミシン縫製から仕上げまで慎重に行われます。

原ハブ屋奄美製品の特徴としましてはハブ革の「部分張り」がほとんどです。

昔は全面ハブ革のお財布等も作っていましたが、ハブ革はニシキヘビと比べると革の厚みが薄く摩擦に弱いため使う人によっては1年ももたない点などが問題となっていました。その為15年ほど前よりハブ革を牛革の中に入れ込んで製作するインレイ加工を取り入れ製作を行っています。

インレイ加工の効果は大きく使えば使うほど味の出る「牛革」の中で光る「ハブ革」の存在感をお楽しみいただけます。

ハブ革製品は大切にご使用頂くと5年10年と末永くご愛用できます。

また出来上がった製品には機能性やデザイン等の特徴を生かして個性的な名前をつける事があり、革小物にはネーミングの由来などを書いたカードをつけていますので是非ともそちらも合わせてお楽しみ下さい。

その他ハブ革小物だけでなくアクセサリーやシリーズによる展開を行っております。製品について詳しくはこちら↓

こんな雰囲気のものを製作しています↓

◆原ハブ屋奄美製品一覧


◆革製品製作担当・・・【 原 拓哉 / 原 武臣 / アシスタント1人 】




ハブ骨製品

平成3年より製品化が始まった「ハブの骨」製品は女性に人気のあるアイテムとなりました。

製作スタッフは3名。全てのハブ骨製品を製作しています。

製品はHEMP・蝋引き紐・鹿革・ワイヤーといったコードにハブの骨とビーズを組み合わせてアクセサリーに変化します。もちろんHEMPや蝋引き紐の編みこみやビーズワークは全て手作業で行われ、同じアイテムでもデザインに個性がでるよう、できるかぎりパターンを豊富に製作するよう心がけております。

女性の方でも気軽に身に付けられるよう、ハブの骨製品の中には一見「ハブ製品」らしくないものもありますが、製品のどこかには必ず「ハブの骨」を入れてます。蛇製品はちょっと苦手という方にはオススメですよ〜


こんな雰囲気のものを製作しています↓

◆原ハブ屋奄美製品一覧

◆ハブ骨製品製作担当・・・【 原 武臣 / 原 良子 / アシスタント1人】










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